福井県大野市|水力発電所
メモ
九頭竜ダムに溜まった水から電気を得る水力発電所です。
電源開発株式会社さんが運営・管理されています。
九頭竜紅葉まつりのイベントで長野発電所の見学会があったので申し込んで見学してきました。

九頭竜紅葉まつりの会場からマイクロバスで10分ほど移動したところに長野発電所がありました。

間近に見る九頭竜ダムや構内にある発電機はとても迫力がありました。
移動時間も含め1時間程度の見学会でした。
社員の人たちがずっと説明してくれていたのでとってもわかりやすかったです。
サルの出没頻度のことも聞けて楽しかったです。

普段入れることができないところを見学するわくわく感がたまらない。
敷地
マイクロバスが敷地出入口の施錠ゲートに近づくと自動でゲートが開いた。セキュリティーとハイテク感がすごかった。
広い芝生 | 変電所? |
発電機のあるところへ続く通路入口 | 事務所? |
九頭竜ダム | - |



きれいな芝生がとても気持ち良い。




九頭竜ダム
九頭竜ダムがすぐそこに。


九頭竜ダムのサイドには大きな滑り台のような部分があります。ここから溜まりすぎた水を流すようですが、その目的で使用されたことは今まで一度もないとのことでした。(点検で年に1回は水を流す。)



事実かどうかわかりませんが冬の積雪時にその部分でスキーを楽しんだ人がいるとのことだった。どのような処分がなされたのかは不明だ。
ダムおよび貯水池 | 福井県大野郡和泉村長野 |
河川名 | 九頭竜川水系 |
建設年月日 | 昭和40年4月から昭和43年5月 |
型式 | 傾斜土質しゃ水壁型ロックフィル |
流域面積 | 自己184.5k㎡ |
高さ | 128.0m |
長さ | 355.0m |
天端巾 | 12,0m |
総貯水容量 | 353,000,000㎡ |
利用水深 | 31.0㎡ |
発電方式 | ダム式(揚水式) |
最大出力 | 220,000kW |
最大使用量 | 266.0㎡/s |
有効落差(最大) | 97.5m |
発電機数 | 2台 |
運転開始 | 昭和47年3月 |
水没家屋数 | 528戸(個人)(他に奥地移住等111戸) |
総工事費 | 26,738百万円(治水分担金を除く) |
長野発電機までの通路
敷地に通路の入口がありとても気になります。


社員の人と一緒にこの通路を進んで行った。



この先に発電機が2つあるのだ。
後からわかったのですがこの通路は機材の運搬車両の搬入通路でした。


通路の入口と終端では気温が3℃ほど差がありました。より涼しかったです。
機材荷捌きスペース
運搬車両の荷捌きスペースがありました。運搬車両の運転手は誇らしいことでしょう。


発電機の2号機と1号機
荷捌きスペースと同じ空間には、天井に設置された重機があり機材のスケールの大きさを物語っています。




発電機は2号機が手前に。奥側に1号機。稼働中は発電機の天辺のランプが点くんだそうです。(見学時は稼働していなかった。)


発電機は定期的にオーバーホールされ最適な状態が維持されているそうです。





重機や工具はどれも大きい。消化器も大砲のような大きさのものがあってどれも桁違いだった。
発電機の内部?
地階へ降りました。
廊下には1号機と2号機からの送電線が。





パイプに触れてみても感電はしなかった。
2号機の内部?を見せてもらいました。











構造が複雑すぎてどのように駆動するのか想像できなかった。
いろいろ
- 電源開発株式会社の3人の社員のひとたちが現場見学の対応してくれた
- 芝生には大きな文字が書かれていたけど何の文字かわからなかった
- 事務所からも発電機へ行ける別の通路がある
- 電源開発株式会社さんは電力会社に電気を販売している(北陸電力さんなど)
- 長野発電所で発電された電気は貯めることなく変電所を経由して北陸電力さんとかに送電している
- 電源開発株式会さんの歴史は古く国とともにインフラを整備した
- 水力発電所の機能を理解できた
ときどき見かける太いパイプ
山道を走っていると大きなパイプが斜面に設置されている光景を目にすることがあります。


何のための大きなパイプかわからなかったのですが、発電所見学会を終えた今ではパイプの下に発電所があるのではないか!?と予想できるようになりました。(違っているかも。)
LOCATION
住所 | 〒912-0214 福井県大野市長野36-17 |
TEL | 0779782131 |
*本文は記事投稿時の情報です