石川県輪島市|漆芸の美術館
令和6年能登半島地震
2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響で休館中です。
第80回現代美術展 輪島展
震災の影響で休館中だった輪島漆芸美術館は、第80回現代美術展・輪島展を開催しました。
期間は2024年7月13日から21日までです。
第80回現代美術展が終了した後の開館予定は未定とのことでした。(2024年7月時点)
第80回現代美術展を観てきたよ。
書と失夢と蒼い暖簾が特に印象に残ったよ。
日本画 | 5作品 |
洋画 | 3作品 |
彫刻 | 3作品 |
工芸 | 6作品 |
工芸 | 10作品 |
書 | 3作品 |
写真 | 5作品 |
いろんな年代の方が見にきてたよ。
被災地にとってとてもありがたい展示です。
駐車場と広場
駐車場は美術館の周囲に何箇所かあるようでした。
駐車場からすぐのところに芝生で整備された小さい広場があります。(遊具なし)
館内
館内は2階建てで1階と2階に展示室があります。
第80回現代美術展・輪島展では、1階と2階の展示室で公開されていました。
1階 | ピアノ |
1階 | 夜の地球 |
1階 | 物販コーナー |
1階 | 展示室 |
2階 | 書籍コーナー |
2階 | 動画コーナー |
2階 | 展示室 |
1階の夜の地球は本館のメイン展示作品といっても過言ではないのだ。
夜の地球は輪島の伝統技術の集大成だ。
夜の地球
1階には夜の地球が常設展示されています。専用の展示室があり作品の偉大さが伝わってきます。
*夜の地球(Earth at Night):2022年3月完成
輪島塗を駆使した作品。
輪島塗の奥深い色合いが美しい。丸みもすごかったよ。
球体の大きさは1mだそうです。
【夜の地球】のつくり方
職人たちは困難を極めた作品にあえて挑戦した。
アテ材の曲輪295本を使用して組輪をつくる
組輪をろくろ挽きで形成する
ケヤキ材とホオ材を使用する
水平環は小さなパーツを漆接着し寄木して造る
台脚の部品は仮組しながら全体のバランスを確認し完成させる
下地漆を塗っては研ぐを繰り返す
脚の角や水平環の縁など欠けやすいところに生漆を塗る
球体は中塗りと上塗りで仕上げるが加湿や塗りの厚さに注意する
金属製の緯度環は漆焼付を施して木造部分と一体感を出す
衛生画像から下図を作成する
水平環と緯度環に研出蒔絵と沈金の技術を施す
陸地部分を盛り上げる(海岸線を蒔絵筆で描きその中を塗り込む)
輝く部分を金の研出蒔絵によって描く
全体を磨き上げ光沢を出す
夜景を構成する光をひとつひとつ点彫りする
大きな夜の地球に輝きが!
*輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」のパンフレットを参考に記事を作成しました
もっともっと複雑で困難で高度以上の技術が必要な工程です。
詳しくは美術館のパンフレットまたはYouTubeを見てみてね!
LOACATION
住所 | 〒928-0063 石川県輪島市水守町四十苅11 |
TEL | 0768229788 |
開館時間 | 9:00 – 17:00 |