石川県小松市|湧水のパワースポット
小松市には静かに湧き続ける水があります。
その名は弘法大師の霊水(こうぼうだいしのれいすい)!
場所
道の駅こまつ木場潟ときばがた公園の中間ぐらいの位置で道路沿いにあります。

東屋や石碑がありそのそばに駐車できそうなスペースがありましたが判断がつきませんでした。
東屋と石碑と湧水の場所
道路から見ると東屋と石碑しか見受けられませんがそこからすぐ下方に湧水スポットがありました。

写真の左手に少しだけ下がったゾーンへ降りることができます。そこに湧水あります。

下方に降りてみると「今日一日を感謝」と記されたベンチやお地蔵さんもいらっしゃって神聖な領域な雰囲気がいっぱいです。

道路から見ると湧水があるとはわからないのが惜しいところだ。
湧水
湧水をぱっと探してみるとすぐにはわかりませんでしたが注意深く観察してみるとお地蔵さんのお足元に湧水が。湧水が流れるような小さな水の音も聞こえましたがそれは湧水とは違った箇所から聞こえてくる水の音でした。




間違いはないと思うが湧水が湧き出ている箇所はとっても小さかった。
おたまも置いてあることからすると湧水を飲むことはできるのかもしれないが、湧き出ている箇所をよく見てみるととっても小さい魚?が泳いでいた。泳いでいたとしても飲むことはできないとは言い切れず、ここは人によっての判断になるのだろう。
抵抗があればパワースポットの恩恵を授かるために用意していただいているおたまですくって少し手にかけるだけでも効力があるに違いない。

お地蔵さんの周辺もとっても綺麗に管理されていました。
掃除道具も置いてありました。


水質検査結果書も掲示されていたが、飲んでも大丈夫!というはっきりした掲示はされていなかった。初見の人は判断が難しいところだ。
静かな伝説の地
現地に弘法の「水の話(小松の昔ばなし)」が掲示されていました。
下記は現地の案内板の内容を私が要約したものです。
伝えられているのは・・・三谷の町は昔からどこを掘っても水がたくさん出てこなかった。
そんな三谷に身なりも貧しいお坊さんが疲れ果てた様子でやって来て「水を一口ください」といっても「お前にやる水はない」と断り続けられたそうだ。次の家でも次の家でも。
それでも村はずれの貧しいお家に頼んだところ、そこの住んでいたお婆さんは遠いところまでわざわざ生水を汲んで持ってきて飲ませてくれたそうだ。
お坊さんは「ありがとう」とお婆さんに伝え、そして、お坊さんは杖をザクッと地面に突き刺して「ここに井戸を掘れば良い!」とだけ言い残し去って行ったのだ。
そこの場所を掘ってみると。なんと!とっても美しい水が湧き出たのだ!
町の人々はあのお坊さんはきっと弘法様だったのだと噂したそうだ。
現代でもこの湧き出る水を「弘法様の水」として大切に守られているのだ。

言葉はいらない。ただその空間に身を置くだけで、心が整っていくのだ!
他
湧水のそばには大樹が。立派な大樹もパワーズポットなのか。

湧水を囲む小さな石垣に刻まれた文字の色が綺麗だった。

LOCATION
住所 | 〒923-0844 石川県小松市三谷町81 |
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